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あなたがいてくれたら夢を見れる

努力が報われますように

『職業:アイドル』ということ

少し前のことを時差で話すのもどうかと思ったけど、どうしても書き残しておきたくて。

 

 

 

2017年3月24日。

 

その日、私は春松竹夜公演のために大阪にいた。

昼公演が終わった頃にTwitterを開くと

「大吾コントから声ガラガラ」「アンコなし」

なんだか怖い文字が流れてきた。

でも、この時点では「ただ声を枯らしちゃっただけなのかな?」それくらいに思っていた。

 

 

そして迎えた夜公演。

 

いつもは「はいはいまさにし」と言いたくなるようなMCでのまさにし絡みがない。それどころか大吾がほぼ喋っていない。顔もいつもより白い気がする…?

 

それでも彼のパフォーマンスに別段異変を感じることもなく、コントへ。

 

…あれ?ポリスが大吾から恭平にチェンジしてる…そんなに声出ないのかな…

さすがにいつもとは違う空気に不安を感じ始めた。(その後登場する大吾先生の代打、真鳥先生によって不安な気持ちを忘れてしまったことは内緒)

 

そして次に登場したのかサムライダー。いつもは全力でふざけて「サムライ大吾!」でポーズキメるとこも静かに刀で空気を切るだけ。大吾だけが浮かないように康二も流星も同じようにしていた。落ち込むサムライ康二とサムライ流星を励ます大吾の役目は流星とチェンジ。

 

流「どうしたんだ!」

大「サムライ流星…サムライ龍太がいなくて寂しい!」

流「間違えないで!!(可愛子ぶりっ子)」

大「かわいい…(ボソッ)」

 

大西さんをかわいいと思える元気があるならまあ大丈夫かなあ。とりあえず脳みそは通常運転。

 

悪者からの試練は紙飛行機キャッチ。

ちょうどこの2日前に春松竹で見たのも同じ試練だったけど、それと比べると悪者の大晴・晴ちゃん・陸ちゃんがどうも本気で邪魔をしていない。そのおかげか試練はノーミスで成功しハピラキへ。

大吾を気遣ってなのかなあ。

 

その後に続いていく曲でも、顔の白さこそ気になるもののパフォーマンスはいつも通りだった。私にはそう見えていた。

 

そして、ブリュレが終わって大吾流星康二のダンスパート。

いつもはセクシーに大吾と康二が絡むところで、大吾を力強く抱きしめる康二。まるで力を分け与えるかのように。

 

続くBring it on…

曲が進むにつれて、明らかに大吾の様子がおかしい。顔も白いとかそんなレベルではないくらいに血色が悪かった。何度も体勢を崩し、それでも起き上がる度に自分を鼓舞させるように力強いダンスを見せてくれた。

「力を振り絞る」ってこういうことなんだなと思った。

曲が終わると、袖でスタッフさんが2人待機していて、大吾はそこへ倒れかかるようにしてはけていった。

 

LOVEでは危険と見なされたのか、早着替えが間に合わなかったのか、大吾だけ階段セットの下にいた。それでも舞台には立っていた。時折客席に背を向けたり顔を腕で隠したりして、できるだけ私たちに辛い表情を見せないようにしていた。

LOVEが終わると緞帳が閉まって、松竹座にいた誰もがアンコールはないと思った。誰も「関西!Jr.!」なんて言えなかった。

 

「ヘイヘイヘイ!みんな帰っちゃうの〜?」

突然、康二の声が響いた。

もっと遊ぼう!エスカレーターの所にいる子もみんな戻ってきたら俺たちを呼んで!

 

私たちの不安な気持ちは、康二の明るい声によって拭われ、アンコールを待った。あんなに大きな関西Jr.コール、聞いたことなかった。

 

そして大きな歓声と共に再び緞帳が上がり、そこにはセンターに立つ大吾がいた。彼は目を潤ませながらも笑顔で私たちに手を振り、何度も何度も「ありがとう」と口にした。この数分の間に何時間もの時が流れたかと思うほど、元気なように見えた。いや、そう見せていた。

SHOW&SHOWのソロパートでは、大吾の健闘を讃えるかのように、康二や正門さん、丈くんに和也たちが大吾を囲んで手でキラキラさせていた。

 

こうして無事アンコールを終えて、幕が閉じ、松竹座は長く大きな拍手に包まれた。

 

 

 

 

 

体調管理がなってない、そんな意見も目にした。確かにそうかもしれない。でもコントこそ代役を立てたけれども、アイドルとして立派にステージに立ち続けた。

 

正直Bring it onは見ていて辛かった。でも彼はもう学生ではない、『アイドル』という仕事1本で生活しているのだから、どんなに体調が悪くても可能な限りステージに上がらなくてはならない。普通の会社員が「今日頭痛いんで休みます」なんて出来ないのと同じ。私はそう思う。

 

 

西畑大吾は立派なアイドルだ。辛くてもステージに立ち続け、苦しい顔は隠し、笑顔を振りまく。本当に立派だった。胸に響くものがあった。弱り果てた彼から力さえもらった。

 

と同時に、周りのサポートも素晴らしかった。「関西Jr.は家族みたい」前に誰かがそう言っていたが、まさにその通りだと思った。

みんなもっと周りを頼らないともったいないよ、あんなに素敵な仲間がいるのだから。

 

 

のちに更新されたかんじゅ日誌では、自分を責めるような言葉と周りの人への感謝の言葉が並べられていた。そして

「最後までステージに立ち続けたかった」

そう書かれていた。

 

今回の件で、彼が感じたこと、周りが感じたこと、色々あると思う。それが関西Jr.のこれからの活動に活きていったらいいな、そんな風に思った春松竹だった。